映画「アナと雪の女王」の魅力と秘密とは?!

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2017/3/4(土) 21時~ フジテレビで、あのディズニーの超話題映画「アナと雪の女王」が地上波初放送されましたね。

アナ雪は2013年に公開された映画なので、もう公開から4年も経ちます。実は私が会社を辞めたのも2013年で、会社を辞めた直後に初めて平日の映画館に一人で観に行った映画が「アナと雪の女王」なので、個人的にかなり思い出深い映画です。

さて、今日はそんな「アナと雪の女王」について、Twitterで私の解釈とちょっと異なる話を見かけたので、私なりの解釈と思いを語りたいと思います。

「アナと雪の女王」に隠されたメッセージ

私は「アナと雪の女王」という映画は、次のような物語だと思っています。

「自分や他人を信じきれず、恐怖心により能力を制御できなかったエルサが、自分と他人の両方を愛せるようになったことで、本当の能力を100%使いこなせるようになり、最後はみんな幸せになった」

一番大切なのは「自分と他人の両方を愛する」という部分です。

物語の流れを見ていきましょう。

エルサ幼少期

自分の能力(氷の魔法)でアナを傷つけてしまったことに心を痛め、それ以降は自らの力を決して誰にも見せず、封印しようとします。

「誰にも気付かれなように」(エルサが父と誓いを立てるように宣言するシーン)

手袋をはめたのは、本当の自分(=能力)を隠す象徴です。

  • 自分と自分の能力……嫌い・怖い(自分の能力のせいで、アナを傷つけてしまった)
  • 他人のこと……拒絶(近付けばみんな凍らせてしまう)

この時のエルサは、「自分のことも他人のことも拒絶」しています。

アナや両親、周りの人のことは嫌っていはいないのですが、「触れれば傷つけてしまう」という恐怖心から、部屋の扉(=心の扉)を閉ざし、誰も寄せ付けないようにしてしまいます。

力の発動

戴冠式の日、ついにエルサの魔法がバレてしまい、エルサは追われるようにして一人雪山に逃げ込みます。そこで吹っ切れたエルサは、あの有名な「Let it go ~ありのままに~」を歌い、能力を隠すためにつけていた手袋を投げ捨て、自分の力の全てを解放します。そして一瞬にして、魔法の力で氷の城を建ててみせます。(この時オラフも生み出しました)

「だってもう自由よ何でもできる」「ありのままの自分になるの」「何も怖くない」(Let it goの歌詞)

  • 自分と自分の能力……好き(自分の思いのままに能力を使えることを楽しんでいる)
  • 他人のこと……拒絶(最後に扉を閉めるシーン。もう誰も傷つけないために、一人城に篭る)

この「氷の城」のシーンが一番有名ですが、ここではエルサは「自分」のことだけを愛せるようになります。

同時に、「ここなら誰も傷つけなくて済む」と、他人との接触はやはり拒絶したままです。

アナの願いとエルサの葛藤

氷漬けになった国を救うため、アナがエルサを訪ねます。しかしエルサは魔法をかける方法は知っていても解く方法がわからず、「やり方がわからない」と戸惑い、絶望します。

エルサが強制的に国に連れ戻され、雪嵐が吹き荒れるシーン。この雪嵐は、「エルサの心の乱れ」そのものを表しています。エルサの感情が荒れ、能力が暴走してしまっているのです。

  • 自分と自分の能力……嫌い・恐怖(自分で自分の能力を制御できない恐怖、再び人を傷つけてしまう恐怖)
  • 他人のこと……拒絶(どこへ向かえば良いのかわからない、助けを乞える他人もいない)

エルサは(きっと自分が離れれば雪も止むのではないかと考えて)国から離れようと雪嵐の中を駆けますが、吹雪に視界を阻まれ、右も左もわからなくなってしまいます。

「真実の愛」に目覚める

「アナは死んだ」とハンスから嘘の情報を伝えられた瞬間、周囲を覆っていた雪嵐がぴたりと止み世界が完全に停止します。アナの死を聞いたエルサが絶望し、「心が空っぽになった」ということを示す鳥肌の立つシーンです。

しかしその直後、生きていたアナがエルサを救うに目の前で氷像と化し、エルサはアナにずがりついて泣き崩れます。

エルサがアナを愛する気持ち。そしてアナが命を投げ捨ててまでエルサを救おうとした気持ち。その二つの愛こそが「真実の愛」でした。

自分の中に眠る「真実の愛」に気付いたエルサは、ついに氷の魔法を解く能力を手に入れます。

「やっとわかったの……必要なのは『愛』だったのよ」

  • 自分と自分の能力……愛している(自分への愛。自分の能力を100%制御し、他人のために使える)
  • 他人のこと……愛している(アナへの愛。オラフのために雪雲を作り、国民のために広場をスケートリンクに変え、アナと手を取り合ってスケートを楽しむ……もう他人と触れ合うことを恐れていない)

「アナと雪の女王」が伝える大事なこと

このように、段階を踏んで「自分と他人」の両方を「本当に愛する」ことができるようになった、というのが「アナと雪の女王」の本当の物語なのです。

人は誰でも、その人にしかない能力を持っています。しかし、時にはその力で他人を傷つけてしまうことを恐れ、無意識に自らの力を封じてしまっている人もいるでしょう。そして「こんな自分は役に立たない」と自分のことを嫌いになっているかもしれません。

自分を愛せない人は、他人のことも愛することができません。「自分のためより、他人のため」と、自分を労わらない人も幸せになることはできません。

自分を愛し、他人も愛すること。

それがどれだけ大きな力を生み出すのかを、「アナと雪の女王」では見事に描き出しています。

アナ雪には他にもたくさんのオマージュや意味、メッセージが隠されていると思うのですが、それはまた別の機会に書くことにします。

みなさんもぜひ、もう一度「アナと雪の女王」を見直してみてください!

それでは♪(‘ω’)